
WEBマーケティングの仕事がしてみたい!でも…今までしてきた仕事と全く違うし、本当に自分に向いているのかな…
難しそうだし、性格的にも合うかどうか知りたい。
WEBマーケティングの仕事は、人によって地獄にも天国にもなります。自分の特性を考えずに就職や転職をしてしまい、「毎日の業務が苦痛で仕方がない」という状況に陥らないように注意してください。
私は、
- Webマーケティング職6年
- Webマーケティングコンサルティング会社に勤めた経験あり
- Webコンサルタントとして独立経験あり
- 事業会社でWebマーケターとして勤めた経験あり
です。
です。
この記事では、WEBマーケティングに向いている人が持つ3つの思考力とその鍛え方、向いてない人の特徴とその対策についてお伝えします。
この記事を参考にするメリット
- 仕事にするか否かを判断できる
- 本当に必要な能力がわかる
- 向いていない人の対策方法がわかる
ちなみに私は、今回ご紹介する3つの思考力を身につけることによって、23歳で独立することができたし、その後別の理由で失敗した後も、再就職で副社長という立場に28歳でなれました。
それでは一緒に学んでいきましょう!
WEBマーケティングに向いている人が持つ3つの思考力
- クリティカルシンキング(批判的思考)
- ロジカルシンキング(論理的思考)
- 抽象具体思考
それぞれなぜこれらの思考力が必要か、理由と具体例を一つずつ確認していきます。
クリティカルシンキング(批判的思考)
クリティカルシンキングとは、ある考えを本当に正しいのか検証して、より答えに近づけるための考え方です。
- 本当にそうするべきか?
- なぜそうしたのか?
より本質的にもっと良くするためにどうべきかを考えるのが、クリティカルシンキングと言えるでしょう。
WEBマーケティングでは問題を解決するために、お客様の状況に合った最適な施策を選ぶ必要があります。
例えば、新規集客をしたい飲食店のお客様に、SEO対策をして検索流入を増やしたいと依頼された場合、クリティカルシンキングができると「このお客様は本当に今SEO対策するべきか?」と考えることができるのです。
飲食店事業であれば、SEO対策ではなくInstagramやMEOに注力することを優先すべきかも知れません。お客様の商品・サービスがSEO対策と相性の悪いジャンルということもあります。
お客様に「SEO対策お願いするよ」と言われても、「いや待てよ…このお客様に本当に必要な施策はSEO対策なのか?」と考えることが重要です。
Webマーケティングでは時折、的外れな施策を打ってしまう会社をよく見かけます。特に立ち上げたばかりの会社は、業種業態の特性や自社の資本、プロダクトサイクルを無視した、施策に走ることがよくあるのです。
逆にWEBマーケティングは、その会社にあった施策を選べば、成功の度合いは施策の質に左右されるとしても、成功する可能性が高くなります。
そのためWEBマーケティングの仕事をするのに、クリティカルシンキングは欠かせないのです。
ロジカルシンキング(論理的思考)
ロジカルシンキングとは、筋道だった合理的な考え方です。理論に矛盾や破綻がないように考えることと言えるでしょう。
WEBマーケティングに限らず、ロジカルシンキングはビジネスに関わるなら欠かせない能力です。
私も仕事をし始めた20歳のときは、「結論?」「根拠は?」「具体例は?」って上司に詰められていました。お陰様で、なんとか論理的にものを考えられるようになりました。
聞かれたことに対して、いち早く結論を述べて、理由や根拠を付け足し、必要であれば具体例を話す、という流れもロジカルシンキングがあるからこそ、できることです。
ロジカルシンキングは、お客様の問題を定義するときや、問題に対してどのような解決策を講じるべきか仮説を立てる時に必要になります。
またWEBマーケティングに限らず、ビジネス活動には全て理由が求められます。ビジネスにはなんとなくやっていいことはありません。
例えば、飲食店の集客でInstagramに注力することになった時、なぜインスタなのか?どんな投稿をどんな頻度でしていくのか?投稿とストーリーズとリールにはそれぞれどんな役割があって、どうするべきか?全てに理由が必要なのです。
逆に全ての理由に答えられなければ、それは理論に矛盾や破綻があることになるので、ロジカルシンキングとは言えません。
上司やお客様に納得できる理由を与えられないと、物事はスムーズに進みません。
一人で意思決定する場合も、ロジカルシンキングしていないと、論理に矛盾や破綻があるので、お客様に合理性を感じてもらえないこともあります。
抽象・具体思考
抽象・具体思考というのは、抽象的思考と具体的思考を行き来しながら考えることです。
イメージを高めるために、以下に抽象度の高いものから低いものの具体例を並べました。
生物・脊椎動物・哺乳類・犬・パグ
左に行けば行くほど抽象的で、右に行けば行くほど具体的と考えてください。
この時に現在自分は、パグなのか犬なのか、それとも哺乳類について、考えているのか把握する必要があります。
WEBマーケティングに置き換えると以下の通りです。
マーケティング・Webマーケティング・SEO・コンテンツSEO・SEOライティング
左のマーケティングは概念について書いているのに対して、一番右のSEOライティングは個別具体的な技術について書かれていることがわかると思います。
この時に、自分は今何を実践しているのか?何をして解決しようとしているのか?認識しなければなりません。
例えば、SEOで集客したいと言ったお客様に対して、考えなければならないことは、WEBマーケティング全体の中で本当に必要な施策はSEOなのか?です。SEOという施策の同列に並ぶのは、リスティング広告やSNSのマーケティングもあります。
施策を複数実行する必要もあれば、単体の施策実行で問題ない場合もあるでしょう。
仮にSEOをだけをやると決まっても、やるべきことはコンテンツSEOだけではありません。内部対策や外部対策といった、コンテンツSEOといった手法以外にもやるべきことはあるのです。
このように抽象⇔具体を行き来して考えないと、お客様の問題解決をするために必要な施策が網羅できないし、特定できないのです。
もし理解しきれなかった場合は、後述している本を参考にしてみてください。スッと理解できるはずです。
少しむずかしい話になってしまいましたが、更に詳しい説明は次の箇所で紹介する本に託したいと思います。
WEBマーケティングに向いている人が持つスキルを伸ばす方法
ここまでWEBマーケティングに向いている人が持つ思考力について説明してきました。
ここでは前述した3つの思考力を育てる本を紹介したいと思います。さらに具体的にスキルを伸ばす方法は今後記事にしていく予定です。
読んでおけば間違いなく、概念や思考力を鍛えられる本を選びました。
20代前半でこれらの本に出会えて本当に良かったと思うです。
クリティカルシンキングを鍛える本
クリティカルシンキングの目的は問題定義です。問題とは論点とも言えます。
この論点、つまり問題を何に設定するかで、成果が変わると書かれているのがこの本です。
内田和成さんの本を読むようになってから、上司に怒られることは少なくなったと思います。
この本では本当の問題は何か?見極める重要性とその方法がわかります。
読むだけでビジネススキルUP、WEBマーケティングに必要なスキルUPできる本です。
超絶オススメなので、ぜひ手にとってください。
ロジカルシンキングを鍛える本
ロジカルシンキングも1冊読めば、理解できるはずです。
鍛える前に鍛える対象のことを知るべきですよね。
おすすめの本はこちらです。
正直に打ち明けますが、この本めちゃくちゃ難しいです。
初めて手にとったのは22歳ぐらいの時でしょうか。あまり理解できませんでした。読んだことをきっかけ少しずつロジカルシンキングの感覚を掴んでいくことができた本です。
ただしロジカルシンキングを学ぶ上でこれ以上の本はないですし、最初は理解できなくても自宅の本棚に置いとけば、少しずつ見返して理解していけます。
まずは本屋などで読んでみたり、本を紹介しているYouTuberなどを参考にして、難しすぎて無理かもと思った人は、こちらを参考にしてください。
入門編です。
こちらは読んだことはありませんが、同じ書籍の入門編ということで、かなりとっつきやすそうな印象を受けました。
ある程度ロジカルシンキングの概念を理解すると、上司の言っていることがよくわかります。
なぜ結論から話さなければならないのかわかってくると、普段のビジネスで実践することが出来るはずです。
抽象・具体思考を鍛える本
まずは抽象と具体の行き来を理解するためにこちらの本をオススメします。
私が具体と抽象ということを意識し始めたのは、独立したばかりの23歳のときです。
お世話になっていた先輩経営者たちの会話に聞き耳を立ててみると「抽象度が」「具体的じゃない」など、聞こえてきたのがきかけでした。
理解できないとまずいと感じたので、この本を読んで概念を理解したことを覚えています。
鍛えるという意味では少し違うかも知れませんが、同じ著者の出しているトレーニング本もあるので、参考にしてください。
ここまでWEBマーケティングに限らない話になってしまいました。ここからは具体的にWEBマーケティングに向いてない人を紹介したいと思います。
WEBマーケティングに向いてない人
WEBマーケティングに向いてない人は以下の通りです。
- PC操作が苦手な人
- 情報収集が自然とできない人
- 数字に興味がない人
WEBマーケティングの仕事をする上で、できないと割と致命的なことを並べました。正直これ以外のことなら、なんとかなると思います。
それでも解決策を後述しているので、まず何が問題となるか理解してください。
PC操作が苦手な人
言い換えるとPCの前に座っているのが無理な人とも言えます。
しかし、Zoomなどのツールが普及した今、打ち合わせもPCの前が多いです。
そもそも打ち合わせよりも、リサーチや数値の管理などをする仕事なので、基本PCの前にいるので、PC操作が嫌いな人には務まらないと言えます。
自然と情報収集が出来ない人
常によりより方法を探し求める必要がWEBマーケティングの仕事にはあります。
就職や転職の内容によっては、決められた業務を繰り返すだけの人もいますが、それでも成果が如実に現れる仕事なので、リサーチが欠かせません。
WEBマーケティングの成功事例は、いつでもアンテナを張って、気になれば調べています。
というかリサーチ命だったりするので、気になったところやつまづいたところで、自然とよりより方法を情報集できない人には務まりません。
数字に興味がない人
WEBマーケティングの結果は、全て数値化されます。
数値化されるからこそ、自分の仕事が認められるのです。
そこで数字に興味を持てないということは、そもそも仕事に興味を持てないことになるので、務まりません。
それでは向いていないかもと思った人がやるべきことをお伝えします。
向いてなかった人がやるべきこと
WEBマーケティングに向いていない人の特徴では、解決できるものと解決できないものがあります。
- PC操作が嫌いな人
- 情報収集が自然とできない人
上記の2つはなんとかできます!
- 数字に興味がない人
これは諦めてください。
PCのショートカットとブラインドタッチを覚える
月並みですが、今までPC触っていなかった人は、まずはこの2つを覚えてください。
これだけで、PCに対する抵抗感がだいぶ軽減するはずです。
ショートカットを駆使して、パソコンを操作していると、最初はめちゃくちゃ楽しい気分になれます。
まずはこれをしてみてください。
どんなことももっと上手くできないか調べてみる
その後は、躓いたことや難しかったことは、すぐに調べる習慣を身につけることです。
わからないことを調べることはするかも知れません。しかしそれだけでは足りません。
もっと上手にできないか?成果を出せないか?というポイントで情報収集してみてください。
その意識で情報収取して、一度でも調べたことで何かうまくいくと、調べるのが楽しくてしょうがなくなります。
まずは今の課題に対して、上手く出来る方法を調べ上げて、実践し成功体験を味わってください。
数字に興味がない人は諦めよう
諦めてください。向いてません。
ビジネスは数字が全てです。
まとめ:WEBマーケティングは向き不向きに関わらず必要なもの
WEBマーケティングに向いている人、向いていない人というテーマで記事を書きました。
しかし、本来WEBマーケティングというのは向き不向きではなく、ビジネスをする上で必要なものです。だからビジネスを成長させたいと思うなら、向いてるとか向いてないとか関係ありません。
まずは向いている人も向いていない人も、記事の内容を実践して頂ければと思います。
そしてWEBマーケティングは現在自分でビジネスをしていない人でも即実践できるものです。
実践してみたい人はこちらの記事を参考にしてください。


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